最初は、図書館で借りて娘が気に入り、お誕生日に祖母に買ってもらった大のお気に入り絵本です。祖母は、書店で注文するときに、うんちタイトルにうんちという名前が入っているので、ちょっと注文しづらかったわ〜なんて言っていました。
韓国の絵本だということで、絵を見て日本やほかの国の絵のタッチと違うなあと思いました。表紙をめくったすぐのページに、こいぬのしみこんだうんちのカラフルな栄養分が描かれていますが、とても美しく万華鏡を覗いたような素敵な色です。
つちくれと、こいぬのうんちのやりとりを聞いて、つちくれが反省してにぐるまのおじさんに救われたときの、「よかった。「」という娘の声に、娘にもこういう気持ちが分かるようになったのだと成長を感じました。こいぬのうんちがたんぽぽのために役に立ってよかったねとも言っていました。
こいぬのうんちが、たんぽぽの芽を両手で抱きしめるところでは、こいぬのうんちが徐々にこやしになっていく様が丁寧に色々な色で描かれ、たんぽぽを離さないように必死になっている様子が良く分かります。
親も子供も感動できる本で、読んだ後に優しい気持ちになれます。