先日 神戸の中央図書館であった
BL出版さんの講演会でこの絵本を知りました。
出版社は神戸にあります。
私も神戸に住んで
かれこれ27年になり、
思えば比較的被害が少ない地域だったのですが、
当時のことはハッキリ覚えています。
とても大変なことで
被害が少ない=大したことないというのではなく、
住み慣れた神戸の街が人々が
つらい思いを経験しました。
この絵本は神戸らしい言葉で描かれ
表紙にはルミナリエです。
お話の中のケンイチ兄ちゃん、
腕白で元気な男の子らしい5年生。
もし震災がなければ、
今年で32歳になっていて、
残された妹 ノリコは29歳になっている。
そう思いながら絵本のお話を静かに読みました。
この絵本を通じて
震災で多くの尊い命が犠牲になり、
残された人たちも
一生懸命生きているということ。
決して忘れてはいけない。
私にとっては
とても他人事と思えない
えほんの中のお話と思えないものでした。