小学生、中学生そして大人の小さなグループで読みました。
どうして?なぜ?の質問にゆっくりと教えてくれるおじいちゃん。
木は天に向かって伸びて行くけど、天国にはとどかないんだ。天国に届くのはお祈りだけなんだよ。
石もじっとしたままだまったままでお祈りしているんだよ。
森の中へ入り、小川のせせらぎを聞き歩きながらおじいちゃんは教えてくれます。
人間のお祈りはいちばん素晴らしいんだ。
ぼくの最後の質問。
お祈りは聞き届けられるの?
おじいちゃんは手を握って答えてくれます。
絵と言葉の美しさに圧倒されます。
お祈りって、と教えてくれるおじいちゃんの手のあたたかさも伝わってくるそんな絵本でした。
聞いていてくれた子たちは、絵の美しさに目を凝らし自然と姿勢が正しくなりました。
思春期から祖父母の年代まで幅広く読めると思います。
何度も読みたいと思います。