山で暮らすマウルスは、都会に住むいとこから招待されます。
山肌の崩れそうな細い道を通って、雪原を越えて山を下って、やっと駅までたどり着きます。
それから大きな駅に着いていとことおじさんが迎えに来てくれていました。
マウルスは山にはない市場や動物園や飛行場に連れて行ってもらって大満足です。
でも心残りはヘリコプターに乗れなかったこと。
帰りはおじさんといとこと一緒です。
のんびりしている二人に、マウルスは雪原は日のあるうちに渡らなければ危険だと急き立てます。
山ではマウルスがひっぱっています。
雪原は霧がかかって、道が分かりません。
でもマウルスの知恵で助かるのです。さすが逞しいですね。
しかし、その後にもっと大変なことが起きます。
そのおかげでマウルスの願いが叶うのです。
読み終わると小説を読んだような満足感があります。
本の苦手な男の子に楽しんでもらいたいです。