「絶対いい絵本だから読んでみなさい」
と母に勧められていたのに、まぁそのうち…と思い
手に取ることが無かった一冊でした。
ある日書店をぶらぶらしていて、妙に存在感のあるとら猫
と目が合い、「そういえば…」とパラパラめくってみました。
危うく、書店で泣いてしまうところでした。
うまく言葉では言い表せないけれど、本当に心を打つお話
だったのです。
プレゼント用にラッピングしてもらい、息子に贈りました。
4歳の息子には少し難しかったかもしれません。
「死」というものが、少し怖いものに思えたかもしれません。
でも、静かに最後まで聞いていました。
そして繰り返し手に取っています。
最後の2ページ、初めは声が詰まって読み進めることが出来ない
こともありました。
でも、今は最後までしっかり読み聞かせられます。
なぜなら、愛すること、愛されれることを知ったねこは、きっと
幸せだっただろうと思うから。
素敵な絵本を作ってくれた作者に深く感謝します。