他者を愛することで、普遍性を失うという構図が心に響く。
少し視点を変えて見れば、映画「レオン」にも通じるものがある。
普遍性を失った結果は、自己の死という形で落ち着くことになるが、彼の生はその時初めて価値ある生となった。
これは愛するということの真理を描いた名作である。
この本のメッセージは、小さな子供には難しいかも知れませんが、受け取った子供が成長とともに見つめ続ければ、常に新たな感動を発見できるものと思います。
お子さんにプレゼントするのであれば、ぜひ、そのお子さんが大人になって独り立ちする時もちゃんと持たせてやってください。