最初は有名な「大人向けの絵本」と思って敬遠していましたが、こういう一冊も必要かなと思い購入しました。2歳程度の小さい子にはお勧めしませんが、絵本をたくさん読んでいる、ある程度大きくなった子ならこの本の伝えたい事は理解できるのではないでしょうか。死んでしまうからこそ、一生懸命いきているんだということ。自分ではなく人を愛するということ。みんなに命があるんだということ。結構思いテーマかも知れません。この本を読むと最後にいつも「なんでうごかなくなっちゃったの?」と聞かれます。子供に聞かれたことには調べてでも答えるようにしていますが、この質問には、「わかるまでまた読もうね」とこたえて、繰り返し読む時もあります。ただ、子供ながらになんとなくは「愛する人を失った」悲しさとかを理解しているようで「なんかなみだが出てきちゃった」という時もあり、きっと命の大切さを心に刻んでくれているのだと思っています。図書館で大竹しのぶさんの朗読CDも見つけたのでそれを聞きながらゆっくりと見る時もあります。たまには朗読CDもおすすめです。