昔から評判の高い絵本で、我が家にもありました。
子供時代に読んだときには、よくわからなかったことが多かったのですが、大人になって改めて読み返してみると、この絵本が子供というよりは、女性に強く支持されているという理由がわかるような気がしました。
主人公のとらねこは男性で、最後に出てくる白い猫は女性を表現しているといわれていますが、多くの女性の願望を切実に描いているのかなぁと思いました。
ただ、「死」という大きな事柄に対する表現が、どうも子供には分かりにくいかなと思います。
ブライダルなどでも、よく神父さんから新郎新婦に送られる絵本だということなので、やはり子供向けというよりは大人向けの絵本なのかなと思いました。