おかあさんたちとはぐれてしまったかるがもの赤ちゃんフィフィ。
そのひとりぼっちになったフィフィの成長と、それをそっと見守るうしがえるのモーじいさんとのふれあいの物語。
いつも愛らしい絵を描かれる村上康成さん。フィフィもモーおじさんも、へびもかわいい。
眺めているだけで優しくなれるのは、自然に対して慈愛に満ち溢れている村上康成さんだからこそ。
最初、絵は頭上から見た絵になっていて、着眼点がおもしろい。
フィフィが泳いでいる川に波紋が描かれています。
ああ、雨が降っているんだなあって、わかるところがすごい。
フィフィが初めて飛んだシーンは、フィフィがいません。
フィフィが見た風景が描かれています。
「あれ、フィフィがいない!どこいったの?」
娘は、ビックリして探していました。
私が説明すると、すごい!と大感激。
村上康成さんて、ホントにすごいな〜。