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三びきのこぶた」 さみはさみさんの声

三びきのこぶた 作:(イギリス昔話)
絵:山田 三郎
訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1967年04月
ISBN:9784834000979
評価スコア 4.59
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みんなの声 総数 96
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  • お祭りの場面が好きです

    2歳8ヶ月の息子が、保育園で読んでもらったのか、「『さんびきのこぶた』読みたい」と言うので、図書館に借りに行きました。有名なお話で、何種類も絵本が見つかったので、読み比べてみようと童話館のとこちらを借りて来ました。

    こちらは何と言っても日本語が美しいです(瀬田貞二さんのファンです)。ただ、絵はどちらも素晴らしいと感じるのですが、こちらの方がページが少なく、展開ごとに絵がちゃんとあるわけではないので、小さな子供にはついていけないこともあるかもしれません。でも、こちらの絵本の、3匹目の子豚がお祭りに出掛けてメリーゴーラウンドに乗っている場面は親子でとても気に入りました。息子はここで狼を一生懸命探しています(いや、いないんだって!と毎回教えているのですが・・・)

    話の内容ですが、私が子供の頃読んだ物は、後半の3匹目の子豚と狼の知恵比べはありませんでした。こんな続きがあったのかと驚きました。しかも、3匹の子豚は、偶然出会った人がゆずってくれた建築材料によって運命が変わったのですね(私が昔読んだ絵本では、それぞれが自らの意思で材料を選んだように描かれており、れんがでなかなか完成しない家を建てている末弟を他の2匹が馬鹿にしたりしていました)。今までずっと、こつこつ頑張った者が最後に勝ち残る話だと思っていたのに、びっくりです。生き残るには運や(悪?)知恵も必要だったんですね。(今更ながら納得!)

    投稿日:2010/08/19

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