キラキラ光るキレイなウロコを持っているにじうおくん。みんなから羨望の眼差しで見られて、僕はみんなとは違うんだぞ! と得意げです。でも、みんなから仲間はずれにされて……自分の持っている特別なウロコをみんなにくばり、友達と遊ぶことのほうが宝なんだって気がつく。
虹色に輝くさかなのビジュアルは素敵。そして、シェアする気持ちも。ただ、さかなたちの「ウロコを分けてくれないから相手にしない」という残酷というか、俗っぽいというか、そんな部分もあるように感じます。
人によって受け取り方が違うと思います。
4歳の子どもは「分けてあげて偉いね」と言っていましたが、もう少し成長したらどんな感想を持つのか。また時期を見て読むのもいいのかなと。