初めてこの本を読んだのは、息子が3才になったぐらいの頃でした。
とにもかくにも、きれいな絵ですよね。
きらきらうろこが自慢のにじうお。
でも、とても傲慢なので、友達がいません。
けれど、きらきらうろこを他の魚にあげると、みんなが喜んで友達になってくれました。
うーん。大人である私はどうにも解せないのですがね。
でも、子供は、この流れにさほどの疑問はもたなかったようです。
自分が持っているものも、子供って、お友達に、ほいっとあげてしまうところがありますから。
「え?! あげちゃったの?!」と買ってあげた親はとまどってしまうんですけどね。
グリム童話やイソップ、むかしばなしなんかをほうふつとさせる話の展開、といってしまうと、乱暴でしょうか?
私は、なんとなく、オスカー・ワイルドの「幸福の王子」を思い出してしまったんですが。
ちなみに、この本のカードゲームがあるのですが、
こちらは綺麗だし、とても簡単でアレンジもしやすいゲームなので、
ファーストカードゲームとしておすすめです。