絵本に限らず、店先で「もののあはれ」を感じるものって、
たまにあります。
並んだときは、きっとピッカピカだったんだろうけど、
売れていく他のもの達をしり目にどんどん古びていって、
哀愁がただよってる感じです。
この本は、表紙の「えほんの絵」が、主人公というところが、
「うまい」です!!物語に一気に引き込まれます。
1ページ目から、「あ、知ってるこの本」って親近感☆
初め、えほんはピッカピカで、自信満々にアピールするも、
通りすぎてしまうお客さんたち。
本は、次第に自信をなくして、開くことすら拒否するように・・・。
最後の「きみのえほんになれてよかったよ」ってところでは、
何回読んでも、胸が熱くなりました。
4歳の娘も同感だったと思います。
えほんだって、その他の色々な品物たちにだって、きっと心が
ある、そんな風に感じました。