昔に見た『ナージャとりゅうおう』と同じ人の絵ではないかと手にとってみました。中国の魅力たっぷりの素晴らしい絵なのです。
そして大型の本なので、その絵がこちらに迫ってくるみたいに臨場感もたっぷりで、とても豪華な絵本です。
家で読んでみたところ、結構長い話なのに、1年生の次男もしっかりと最後まで聞いていたので、丁度担当にあたっていた3年生の朝読書で読んできました。
この本は、孫悟空が石の下敷きにされるまでというホンのさわりの部分の物語なので、家にある福音館の『西遊記』(上)を持っていき、本当はこんなにすごい量のお話ですという前振りをしました。
ところが、福音館の本は、上下巻共に5センチ弱の厚みのある本なので、「かっこいい〜!」「そっちがいいな〜」と必要以上に注目を集めてしまい、ちょっと失敗でした。
さて、子ども達の反応ですが、15分位の長い本なので、途中で飽きてしまった様子の子どももチラホラといましたが、ほとんどは、食い入るように見つめていました。
やはり奇想天外な物語、中国の天界の不思議な様子が興味をひいたようです。
ただ、昨年テレビドラマでも放送されたこともあり、西遊記を知っている子どもは多いのではという期待があったのですが、3年生ではあまり知っている子がいませんでした。
4年生以上の方が、孫悟空を知っている子どもが多く、入り易いのではないかと思います。