好奇心旺盛の子ねこの様子が、とてもかわいく描かれています。
玄関で音がすると、かあさんより早く玄関へとんでいって、
「だあーれ?」
ドアをあけると風がスー。
風といっしょに飛び込んできたものが、ぶぶぶぶ…
「どこからきたの?」
するとかあさんねこが、「はえっていうの。」
と教えてくれます。
子ねこが疑問に思うこと、かあさんねこがやさしく教えてくれます。
子どもの好奇心は、人間だって、動物だって同じ。そんな子どもに、おかあさんはどんな風に接したらいいのか、かあさん猫から教えられたような気がします。
詩人の描く文章に、優しい絵が、何ともいい雰囲気を出しています。色々な経験をしながら、子ねこが育っていく様子に、たくさんの愛を感じることができます。