昔から伝わっている話かと思って読んだら・・創作の絵本でした。
「石」と「鳥」の子供カガカガが神様のお使いをする話しです。
絵は齎藤隆夫さんですが独特の風合いです。
へびより長い「おへそ」とながいしりのあなをぶらさげているカガカガ・・
いじわるされたはげたかへの仕返しにはこのながいしりのあなを使いました。
そんなしりのあながほしいと言ったくまはだましていきなり殺してしまうなど、内容も「えっ!」と思う展開です。
小さい子向きではないかも・・・?
最後に知恵のあるミンクによってきりきざまれたながいへそ。「大事へそがこんなになって、何ができるんだろう」と泣き叫ぶと涙で湖ができ・・神様の言いつけを思い出したのです。
ちいさいへそを「これはじゃがいもと呼ばれるよ」とじゃがいもをつくり「とれはトマトとよばれるよ」とトマトを作り・・
神様からのお使いは「人間への贈り物」でした。
今の世界を作ったお話だと思います。内容も絵も奇抜です。一度自分で手にとって見てください。子供たちもちょっとびっくりの絵本でした。