動物園のライオンが町のみんなにあいさつをしに出向いた時のお話。飼育係の人がライオンのおりにかぎをかけるのを忘れて、ライオンは、誰か入ってきたらどうしようなんて、困り顔。思い直して、いつも町のみんなが自分のところに来てくれるのだから、今日は、ぼくから出向いていこうと、出かけけて行きます。その発想がおもしろいですよね。結果、もちろん、町中の人は、逃げてしまいます。たった一人、飼育係の息子だけが、ライオンに近づき、真の友として、ライオンを檻に連れ帰ります。絵本のライオンは、とてもかわいかったので、みんなに逃げられ、気の毒だったけど、やっぱり動物園から、ライオンが逃げ出したら、こわいですよね〜。絵本って、すばらしい。