私も夫もバイクツーリングをしたり、キャンプをしたり、山に登ったりするのが
大好きなので、この絵本を初めて読んだ時、「わかるわかる!素晴らしいね!」と
ふたりで言い合っていました。
夜の静けさや、明けていく空気の動き方、そうしておひさまが出てきた瞬間の
世界の変わり様!旅先でなく、部屋の中でぬくぬくと読んでいても、あの感覚が
はっきりとよみがえってきてしまいます。
文字が少ないので2歳の娘にも読んであげてもよさそうでもありますが、まだ
とっておく。娘が旅人になってから。この感覚を体と心にしみこませてから
読んでもらいたい。
この絵本のモチーフとなった唐の詩人、柳宋元さんの「漁翁」も読んでみたいと
思います。