たかどのさんの物語ってちょっと人を煙に巻く感じがあって
飄々としてるよなあ(そこがおもしろいんだよなあ)っていつも
思うのですが、この本の挿絵は「ホネホネさん」シリーズのにしむらあつこさん。
「たかどのさんの絵本は他に何があるでしょうか」と娘に質問し、
忘れていたので、「つん」と言ってあげました。すぐに「つんつくせんせい!」
とわかったのでよかった♪
「にしむらさんの絵本は?」と訊いてもまたもやよくわからなかったよう
なので、この本の挿絵を見せてあげたらすぐに「ホネホネさん!」と
答えました。独特でいいですよね。
たかどのさんご自身が挿絵を描く時とはまた違った雰囲気になって
煙に巻くというより(物語自体は煙に巻く感じはあるのですが。笑)
もっとのどかで、小さい子どもでも安心して読めるように思いました。
娘もハルオと同じ一年生。
ハルオみたいに「なんだかいつもとは違う」小学校に行ってしまったら
きっと落ち着かない、不安な気持ちになると思うのです。
でも、にしむらさんのぽわんとした絵のおかげで、「なんだか違う」感じは
あるものの、怖がったりせずに楽しく読むことができました♪
途中、お手紙のことをいろいろ言い出した時には、どうなっちゃうのかなあ
もし「おともださ(「ち」じゃないですよ〜。笑)」になれなかったら
ちょっと寂しいなあと思っていたので、ハッピーエンドになった時には
ほっとしました。