なかなか寝ない子の本はたくさんありますが、この本がおもしろいなと思ったのは、寝る時間なのに遊ぼうと誘う男の子に対する返事です。
部屋中のおもちゃに誘いをかけるのですが、みんな「夜はいびきをかくもの」「夜はやすむ時」「夜は夢を見る時」「くたくたに疲れているから」と取り合ってくれません。
これって親が諭す言葉ですよね。それをオモチャが言っちゃうところが、優しくておもしろいなぁと思いました。
これは本当はわかっている男の子のごっこ遊びかな。実はお母さんが相手してあげているのかな。
最後はずんずんとやって来たお母さんに抱きしめられ眠りに就きます。
とっても安心して終われる絵本です。読み聞かせの最後がいいかな。
娘はすんずんやって来るお母さんにウケて、抱きしめられる姿に羨ましそうな嬉しそうな顔でした。
トイレに行って歯を磨いて髪をとかしてね。文章にはないけれど、ふんわり緻密な絵が安心を誘います。