大学時代に灰谷さんの本をよく読んでいた私。
灰谷さんの絵本ということで、古本屋さんで見つけて買ってしまいました。
穴に落ちてしまった犬のろくべえを1年生の子供たちが必死で救出するお話です。
なんとも味のあるお話で、娘はじっとお話に入り込んでいます。
絵本の中の1年生と一緒に「ケチ」と言いながら。
私も読んでいて、大人達のケチさにガッカリしてしまいました。
でも、その場に私がいたら、助けてあげられただろうか?
…難しいけれども、一緒に方法を考えてあげられる大人でありたいと思ってしまいました。
でも、このお話は、大人に頼らず、1年生だけの力で救出したから、とっても感動するお話なのです。
読んでいても「手に汗握る!」という感じ。
1年生になれば、いろいろと知恵を出し合い、いろんな事ができるようになってくるんですよね。
いつも大人が手を貸すだけでなく、自分たちで達成することも大切なのかもしれません。
きっとこのお話の子供たちはこのことで、とっても成長したのはないでしょうか。
さすが、灰谷さんです。
灰谷さんの本が好きという方には、この絵本もお薦めです。
お子さんを灰谷ワールドへ連れていきませんか?