後藤竜二氏の文と、武田美穂さんの絵がバッチリ!!
私はこのコラボレート自体に感激し、
中身も大変すばらしいと思いました。
買ってすぐ、主人公と同じ4年生のクラスで読みました。
特に男の子が共感してくれたと思いますね。
「わかった?って友達の前で何度もきかないで」
「ぼくのことはぼくにまかせてほしい」
「大事なものを勝手に捨てないで」
・・・きっとどれも、子どもの本音ですよね。
捨てられたモノの思い出を語るシーンは私も胸が痛かったです。
でも、「またいろいろたまってきたからさみしくはありません」
「しんぱいしないでください」・・・。
そして最後に、シングルでがんばってるおかあさんに、
「あんまりがんばらないでください」と・・・。
大勢へ読む場合、「母」「父」が主題になっている本は、
いない子のことを考えると私はなかなか読めません。
(この考え方自体が全く余計なお世話で失礼でしょうが。)
でも、この作品はそれを気にせずに読めました。