季節
新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

酒井駒子によるロングセラー絵本の新装版

  • かわいい
話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

検索結果

現在の検索条件

11歳

3910件見つかりました

★4  さすが宮西ワールド! 投稿日:2010/10/22
トムの庭さん 30代・ママ・青森県  男の子13歳、男の子10歳、女の子7歳、男の子2ヶ月
シニガミさん
シニガミさん 作・絵: 宮西 達也
出版社: えほんの杜
タイトルから、どんな内容かな・・・。
と、ドキドキわくわくしながら読みました。
高学年の読み聞かせに読む本を探して出会いました。
呼んでみると7分くらいでした。
とりあえず7歳と10歳のうちの子に読見ましたが、
高学年(5,6年)の読み聞かせでも好評でした。

腹ぺこのおおかみが、森でおいしそうなこぶたを見つけます。
でも、そのこぶたは病気でした。
シニガミが、「あのこぶた、もうすぐ死ぬんですよね」
と言って見ています。
食べようとしたオオカミは、
「いや、まてよ。病気のこぶたを食べるより、元気なこぶたを食べた方がいいな」と、家にこぶたを連れて帰ります。
そのおおかみを、
シニガミが「実はおのオオカミも、もうじき死ぬんですけどね」と言って眺めています。

毎日一生懸命こぶたを看病するオオカミ。
オオカミの気持ちの変化に、優しい気持ちになっていきます。

どちらももうすぐ死ぬ運命。
このまま二匹は死んじゃうんだろうか・・・。

最後は読んでのお楽しみ。

各ページにいるシニガミさんを捜すのもちょっと楽しい一冊です。
参考になりました。 2人

★5  犬を飼いたくなる!! 投稿日:2010/10/25
ひかりひまわにさん 40代・ママ・長野県  女の子12歳、女の子10歳、女の子8歳
ジローとぼく
ジローとぼく 作・絵: 大島 妙子
出版社: 偕成社
あまりに大きくなってしまって一緒に眠れなくなってしまった犬ジロー。すてきな家なんて関係ない!
僕もやっぱり一緒じゃなきゃ眠れない。
それで一緒にねてしまったら、あらあら不思議〜
二人はとりかえっこになってしまったんです。
お互いの生活を楽しんだふたり。
そうしてひとり離れに寝る気持ち・・・

うちには動物の大好きな娘が3人。
犬をかいたくてしかたがありません。
でも喘息があってかえません。
犬をかうとこんな感じになるんだろうなあ〜
(だからかえないのだけれど・・・)
またまた動物をかいたくなりました。
参考になりました。 0人

★5  悪人面のブタ… 投稿日:2010/10/23
ふくまろさん 30代・その他の方・山口県  
3びきのかわいいオオカミ
3びきのかわいいオオカミ 作: ユージーン・トリビザス
絵: ヘレン・オクセンバリー
訳: こだま ともこ

出版社: 冨山房
「さんびきのこぶた」のオオカミとブタの立場を逆にしちゃった話。

ブタが、すごい悪人面で、やることもすごい、ひどい。
ハンマーでがんがん家を壊したり、最後には、ダイナマイトで爆破しちゃったり。
健気に家を建て続けるオオカミたちは、ほんとにかわいらしくて…思わず、くすりと笑っちゃいます。

高学年におもしろい話を…と思って、5・6年生によみきかせをしたのですが、子どもたち、大ウケでした。

何度も笑いが起こって、楽しいよみきかせになりました。
最後は、お花の香りを体いっぱいにすいこんだブタさんのように、満足そうないい顔をしてくれて、おかしいだけでは終わらなかったのも良かったと思います。
参考になりました。 3人

★5  見方を変えたら... 投稿日:2010/10/20
ビッキービッキーさん 30代・ママ・佐賀県  男の子10歳、男の子8歳
はっぴぃさん
はっぴぃさん 作・絵: 荒井 良二
出版社: 偕成社
五年生の読みきかせに使いました。 そろそろいろんな悩みが出てくるきたり,友達や周りとの事に心を砕きだすお年頃。 絵本に出てくる二人の子供たちが,自分に重なったかもしれません。 文中の『のろのろなのは,丁寧な事。 どんどんなのは一生懸命な事。』というところが一番好きです。 自分が短所と思っているところも少し見方を変えたら,長所かもしれない。 そう思える事に気付いて欲しいと思いました。 
参考になりました。 0人

★5  5年生の教室で読みました。 投稿日:2010/10/20
おやまのたぬきさん 40代・ママ・岐阜県  女の子14歳、女の子12歳、男の子9歳、男の子5歳
ぬ〜くぬく
ぬ〜くぬく 作: 飯野 和好
絵: 山本 孝

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
秋の日の朝の読み聞かせの一冊として、5年生の教室で読みました。

何とものどかでおおらかな雰囲気と、
地に足がついた感じの明るさに満ちており、
方言なのですが、テンポも語感も気持ちよく読むことができ、
教室があったかい雰囲気になりました。

普通の絵本として小さい子から楽しめますが、
高学年の子なら、「食べ物の加工」や「野菜をお日様に干すことの意味」「発酵」「でんぷん」など、深く考えることができよいと思います。

飯野さんが絵も描いてもいい本では?と思いましたが、
山本孝さんの緻密でありながらおおらかな絵が、
とてもいい味を出している絵本です。
参考になりました。 1人

★5  マラソン大会にちなんで・・・ 投稿日:2010/10/08
ぼのさん 40代・ママ・新潟県  男の子16歳、女の子14歳、女の子9歳
そんなことって、ある?
そんなことって、ある? 作: 奥田 継夫
絵: 西村 繁男

出版社: サンリード
これも、今朝5年生に読んできた絵本です。
ずーっと前に、安藤パパに、お話し会で読んでもらったことがあるのですが・・・感想書いてなかったみたい(大汗)。

昨日、全校マラソン記録会があったので、何かいい絵本ないかな〜っと、我が図書館を探していて見つけました。
みごとな桜の木が描かれてるので、季節は春ですが、春に高学年に絵本を読むチャンスがないので、そこは大目に見てもらって・・・(笑)。

ぼくがジョギングの用意をしていると、「みんなで走ろう」とおじいさんが言い出して、家族みんな(おばあさんはお留守番。でも、脇役のこのおばあさんも、とってもいい味出してます〜♪)で走ることになったのですが・・・。
読み進めるうちに、一人減り、二人減り・・・と、話の展開は想像できるのですが、期待を裏切らないところが、子どもたちもうれしいようです。
どの子も、主人公の「ぼく」になりきって、「そんなのずる〜い!」「そんなことって、ある?」と、とても共感できる絵本です。

昭和の雰囲気のレトロな町並みを眺めるのも、また楽しいです♪

読み終わって、5年生の教室から帰る時に、ふと壁を見ると、新規オープンした市の図書館で近々開催される「西村繁男原画展」のポスターが!
その点からも、とってもタイムリーな絵本でした!!!
参考になりました。 2人

★5  高学年にも大ウケ! 投稿日:2010/10/08
ぼのさん 40代・ママ・新潟県  男の子16歳、女の子14歳、女の子9歳
しゃっくりがいこつ
しゃっくりがいこつ 作: マージェリー・カイラー
絵: S.D. シンドラー
訳: 黒宮 純子

出版社: らんか社
我が家でも大人気の絵本で、何度も読んで、とっくに感想書いたつもりでいましたが、探したらなかったので改めて・・・(汗)。

今朝、5年生に読んできました。

鼻をつまんで水を飲む、がいこつさんの表紙を見せると、興味津々!
最初から身を乗り出して聞いてくれるので、導入にピッタリですよ♪
何をやっても、しゃっくりが止まらないがいこつさん。
特に、入れ歯が飛び出したり、砂糖を食べたり、逆立ちして水を飲むシーンは大爆笑。
「ありえね〜!」と、口々に言う子も。

それにしても、こんなにしゃっくりを止める方法があるなんて、この絵本読むまで、知りませんでした〜!!
今度、自分がそうなったら、片っぱしから試してみたくなりますね。

さて、親友のおかげで、無事しゃっくりが止まったがいこつさん。
その方法は・・・???
読んでからのお楽しみ〜ってことで・・・。

ハロウィーンのかぼちゃちょうちんや、落ち葉かきも登場するので、今の季節にぴったりですよ〜!
参考になりました。 4人

★5  ホネホネ・シリーズ第3弾。今度は水の中 投稿日:2010/10/06
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ホネホネすいぞくかん
ホネホネすいぞくかん 文: 松田 素子
絵: 大西成明
監修・解説: 西澤 真樹子

出版社: アリス館
このホネホネ・シリーズも、これで3冊目?回を重ねるほどに楽しい絵本シリーズになっていくようで、とっても嬉しいです。
今回は水の中にいる魚や哺乳類の生き物の骨の特集でした。
特に見どころはサメの歯の説明のとこかな〜。
最後に出てくるクジラのしっぽの骨も、見ごたえがあります。

この絵本は6年生の子どもたちの教室で読んできました。
残念ながら細かい写真やその説明の部分は、
読んであげても、遠目ではよく見えないものもあるので、
子どもたちに「後で自分の目で読んでね」と、伝えて。
こういう話しかけタイプの絵本は、低学年のお子さんにいいかな?とも思ったのですが、
この絵本は骨のことがとても詳しく、かつ豆知識としては
かなり面白く、興味深い内容として説明してくれています。
聞いてくれていた6年生の子どもたちも、目をキラキラさせていました。

大変面白い切り口で、「骨」のetcを教えてくれているので、
幼稚園5,6歳くらいから小学校・中学校のお子さんでも、楽しく読める(聞ける)と思います。
参考になりました。 0人

★5  高学年読み聞かせ 投稿日:2010/10/03
将軍亭琴音さん 30代・ママ・京都府  女の子11歳、女の子8歳、女の子6歳
かずあそび ウラパン・オコサ
かずあそび ウラパン・オコサ 作・絵: 谷川晃一
出版社: 童心社
高学年に対する初めての読み聞かせの
導入絵本として持って行きました。

相手は高学年(きてくれたのは全員5年生でした)だし
きっと私一人で「オコサ・オコサ・ウラパン」と
数えることになるのだろう、と思っていたら
「さあ、はじめよう」という文を読んだ後は
みんなが声に出して「ウラパン」「オコサ」などと
数えてくれました。驚いたけれど、とても嬉しかったです。
最後のページまで読んだ後、
おまけで「じゃあ、片手は?」「両手なら?」と問いかけて
いっしょに数えました。
とても楽しかったです!
参考になりました。 2人

★5  高学年読み聞かせ 投稿日:2010/10/03
将軍亭琴音さん 30代・ママ・京都府  女の子11歳、女の子8歳、女の子6歳
3びきのかわいいオオカミ
3びきのかわいいオオカミ 作: ユージーン・トリビザス
絵: ヘレン・オクセンバリー
訳: こだま ともこ

出版社: 冨山房
レビューを見て、
高学年に対する初めての読み聞かせに
持って行きました。
参加者は5年生ばかりでした。

皆さんのおっしゃられるとおり!
うけました!

悪い大ブタが「ふーっとふいて、プーっとふいて…」でくすくす笑い、
電気ドリル、ダイナマイト、で「えーっ!」という声…。
物語にしっかり引き込まれてくれていました。
とても楽しかったです!
参考になりました。 0人

★5  現代の子供たちの気持ち 投稿日:2010/09/29
アボッチさん 40代・ママ・青森県  男の子14歳、女の子11歳
12歳たちの伝説
12歳たちの伝説 作: 後藤 竜二
絵: 鈴木 びんこ

出版社: 新日本出版社
楽しくきらきらした子供時代。大人にはそう思い出されるけれど、現代の子供たちは決してそれだけでは語りきれない葛藤を持っている。いや、表現されないだけで、いつだって子供にも悩みや葛藤があるのだろう。周りからは「困ったやつ」とか「迷惑な」など眉をひそめられる子供にだって、ちゃんとそういう行動になる理由があるのだ。
そういう、子供たちの「理由」を一つ一つ拾い取って、それを物語りに作り上げてあるのがこの本。反抗期の子供たちには絶大の共感をもって迎えられるシリーズ。反抗してキレる子に「あなたの気持ちも分かっているよ」とは言ってあげられないけれど、そっとこの本を机に置いておいてあげたい。
参考になりました。 0人

★5  お見舞いの品として贈りました。 投稿日:2010/09/29
なずははさん 30代・ママ・京都府  女の子11歳
ともだちからともだちへ
ともだちからともだちへ 作: アンソニー・フランス
絵: ティファニー・ビーク
訳: 木坂 涼

出版社: 理論社
怪我をした娘の同級生(11歳)へのお見舞いの品として絵本を選んでいて見つけました。
娘と順番に読んで「これにしよう!」と決定。

ちょうどお話の中にも怪我をして動けない子が出てきて、
「知っていれば友達のために僕も何か出来たはず・・・」って
クマネズミくんが考えるシーンがあって、
『私もそう思ってるよ』っていうメッセージにもなるかな?と。

読んで行くごとに「相手を思いやるお友達って素敵」って感じました。
お気入りの絵本になりました。
参考になりました。 0人

★4  アラビアン・ナイトの七夜 投稿日:2010/09/29
アサリちゃ〜んさん 40代・ママ・滋賀県  男の子15歳、女の子8歳
バハラーム王と七人の王妃の物語
バハラーム王と七人の王妃の物語 作・絵: 大久保 千尋
出版社: 小峰書店
 エピローグと、プロローグの間にある、七つの寝物語。

各お話の中に出てくる、聞きなれない人名や地名の向こうに、香(こう)の名前、バラやヘリオトロープ等の香りを連想させる花の名前、イメージの中心に置かれる、香や花と同じ登場人物の着衣の色。

目を閉じ、深呼吸しながら、話の状況を、心に思い描き、

『つかれはて』

『まどろみ』

『心も魂も全てうばいつくされ』

『苦しみ』

『戦い』

『茫然となり』

日本人の価値観とは違う筋書きに、翻弄され、アラビアン・ナイトの七夜の寝物語に、少し古典的だと感じられるキレイな日本語の言い回しに、私の『心も魂も』うばわれてしまいました。

 少し早熟かもしれませんが、小学6年生の読み聞かせに、使いました。大久保千尋先生も、ユニークな閨秀画家と、紹介されていますし、絵柄的にも、幻想的です。

 出版部数も少ないかもしれませんし、絵本ナビの検索にも、引っかかりませんでしたが、是非、近くの図書館に置いてあったら、一度は、この本の持つ、夢のような世界を漂われる事を、おススメします。
参考になりました。 0人

★5  これは深いです。あたたかいです。 投稿日:2010/09/14
紫苑さん 40代・ママ・千葉県  男の子15歳、男の子10歳
まいごのどんぐり
まいごのどんぐり 作: 松成 真理子
出版社: 童心社
この絵本を読んで、すっかり松成さんの絵本のとりこに・・!!

表紙だけみると、園児向けの絵本のようですが、
実はとっても味わい深〜い内容なんです。

幼い子どもさんでも読める長さですが、
小学生の読み聞かせなら、中〜高学年のほうが、おはなし全体をよく把握できるとおもいます。

おはなしは、どんぐりの一人称語りですすみ、これがなかなかの味わいです。素直であたたかいタッチ色彩とあいまって、じんわり心に沁みこみます。

こうくんが必死にさがしても見つけられず、
まいごになってしまったどんぐりが、自然と土に根付いて
こうくんと共に成長し、立派な木に育ってゆくんですが、
制服姿で自転車で毎日傍を通りすぎてゆくこうくんの後姿に
「おかえり こうくん」
って声なき声をかけているページがあります。
くーっ(;;(泣;;)せつない!

そして感動のラストシーンへ・・・

幼いこうくんが、ビニールプールに大親友のどんぐりを一緒に入れ・・
「こうくん ぼくは およげませんよ
どんぐりですからね」
って^^おもわず微笑んでしまうページも大好きです。

我が家の息子が同じ「こうくん」で、(読んだとき高校生)、おもわずかぶってしまって・・
即ネットで調べて、松成さんの作品展に足を運んでしまいました・・!
そこで購入した「にようびのばら」(こちらは恋のおはなしで思春期から大人向け)もよかったですよ。

絵本はあまた読みましたが、
これは感動的出会いの1冊でした。
参考になりました。 1人

★5  世界で一番たしかな二分間 投稿日:2010/09/11
ちひろ。さん 20代・ママ・愛知県  女の子0歳
二分間の冒険
二分間の冒険 作: 岡田 淳
絵: 太田 大八

出版社: 偕成社
6年生の悟は体育館前で一匹の黒ネコに出会う。
頭の中に話しかけてくる不思議なネコに望みを聞かれ答えると、次の瞬間、悟は別の世界に立っていた!
元の世界に戻るには、「世界で一番たしかなもの」を捕まえなければならないというが…

四半世紀前に発表された作品にも関わらず全く古びない、「行きて帰りし物語」の良作。
(強いて言えば、文体と登場人物の名前にやや時代を感じるか)

竜と戦う冒険物であると同時に、人との信頼関係・歳をとるということ・希望についてなど、大切なメッセージが含まれている。
児童書では作者のメッセージが前面に出過ぎていてうるさく感じる物も少なくないが、この本では素直に心に響いてくる。
よく考えると怖い世界設定だが、全体を流れる空気は明るく、読んでいて心地よい。

悟が最後に見つけた「たしかなもの」の答えが良い。
参考になりました。 1人

★5  クッキー食べようと思ったらピンポ〜ン! 投稿日:2010/09/10
さくら1212さん 30代・せんせい・大阪府  男の子15歳、男の子12歳
おまたせクッキー
おまたせクッキー 作: パット・ハッチンス
訳: 乾 侑美子

出版社: 偕成社
5年生の子ども達に読みました。
割り算の勉強の気分。
絵をじっとみてみると、
お客さんの持ち物がちゃんと部屋の入り口に
置いてあるのを見つけるとなんかうれしい。
外国の絵本なので、土足で部屋に入るお客さん。
ページをめくるたびに、床が汚れていくのを
面白がっていました。
最後のオチは当たった人が多かったです。
みんなで楽しめる本です。
参考になりました。 0人

★5  オオカミの???の表情に、私も? 投稿日:2010/08/18
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子12歳
3びきのぶたたち
3びきのぶたたち 作・絵: デイヴィッド・ウィーズナー
訳: 江國 香織

出版社: BL出版
 さてさて、おなじみの「さんびきのこぶた」のお話がどんな風に料理されているのか、楽しみにしながら読みました。
 あら〜、藁のおうちをつくったぶたさんは食べられちゃうの?と、思っていたら、オオカミの???の表情に、私も?
 木の枝でおうちをつっくたぶたくんもあわやという時に、気づきました〜(笑)。
 作品(絵本)の外へ逃げ出したぶたくんたちに。

 楽しい劇画タッチのぶたさんの描写(作中)と、写実的でリアルなぶたさん(作外)の描き分けで、いま彼らがどこにいるかがわかります。

 食べられたくないですものね〜、絵本から飛び出しちゃうにかぎります。
 絵本の中に取り残されたオオカミが、外に出たぶたさんたちにいいように折り曲げられてカミヒコーキなんかにされちゃうところは、新しいオオカミの懲らしめ方みたいで笑えます。

 たくさん外の世界で遊んだ末に、絵本にぶたさんたちが戻るというのも面白い。
 それもお友達を連れて。
 オオカミが腰を抜かしているのにもうう一度ハハハでした。
参考になりました。 0人

★5  息子が「陽水がいる!」と喜んでいたので 投稿日:2010/08/15
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子12歳
ぼくのおふろ
ぼくのおふろ 作・絵: 鈴木 のりたけ
出版社: PHP研究所
 『いや〜、息子がもう少し幼かったら夢中になったこと間違いなしだな』なんて思いながら読んでいたら横から奪われてしまいました。
 『お〜、11歳でも夢中になっている』と思い、ニヤリとしてしまいました。
 とにかく楽しい。
 こんなお風呂、あんなお風呂、あったらいいな〜♪って、ドラえもんの歌の歌詞みたい。
 鈴木先生の発想の面白さ、微に入り細に入りのこだわりの絵。
 迷路ものや『ミッケ!』シリーズの大好きだった息子が気に入るはずです。
 ホント「ありえな〜い!」なんて大人の口は押さえておいて、こどもの遊び心満載のこの空想お風呂の世界に浸ってみてください。
 息子が「陽水がいる!」と喜んでいたので駆け寄り見ると、若き日の井上陽水さんみたいなおじさんが大活躍していました。

 本当に愉快愉快。
 満足度マックスの作品でした。
 お風呂好きのお子さんがきっと増えると思いますよ。
参考になりました。 0人

★5  そ〜っとなぞってみたくなる金箔のクモや糸 投稿日:2010/08/15
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子12歳
おばけのおもちゃばこ
おばけのおもちゃばこ 作・絵: ジャック・デュケノワ
訳: 大澤 晶

出版社: ほるぷ出版
 「なかよしおばけ」シリーズのデュケノワさんのちょっとゴージャスな絵のおばけのお話です。
 おばけのパコームが、なかなか奇特なことに、屋根裏部屋のお掃除です。
 さらに驚いたことには、お化けにも苦手なものがあるなんて。
 クモは、私たち親子も好みませんが、読み進めていくうちに「ワ〜」「綺麗〜」「楽しそう〜」の明るい会話になってしまいました。
 おもちゃの国のプリンセスのリュシールの魔法が本当に素敵でした。
 クモの金色の糸が、トランポリンになってしまう発想に参りました。
 見返しには、本文には出てこなかったハンモッグやイヤリングまで描かれていて、最後まで楽しめました。
 そうそう、そ〜っとなぞってみたくなる金箔のクモや糸がお子さんたちを夢中にさせそうです。
 小さいお子さんへのプレゼントにも良いでしょうね。
参考になりました。 0人

★5  子ども時代の心置き無い自由な時間を 投稿日:2010/08/15
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子12歳
ともだちのしるしだよ
ともだちのしるしだよ 作: カレン・リン・ウィリアムズ
絵: カードラ・モハメッド
訳: ダグ・チェイカ

出版社: 岩崎書店
 パキスタンの北西辺境州の州都 ペシャワールの難民キャンプが舞台です。
 アフガニスタンは、長い歴史の中でたくさんの周辺国や大国にその運命を翻弄されてきた国です。
 近年も1978年から現在まで断続的に発生している紛争により、アフガニスタン国内から国外に逃げた人々(難民)のうち1990年代までに330万人がパキスタンへ逃れています。
また300万人がイランへと定住しています。
さらに、作中のリナのようロシア、ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリア、インド、中央アジアなど世界の各地へ離散した人々も一部います。

 10歳のリナが救援物資に群がる大人の中で、やっと手にしたのが2年間はいていない靴、それも片方だけのサンダルでした。
 片割れを履いている女の子をすぐ見つけますが、キャンプの中では顔なじみでも話したことのないフェローザ。
 これがきっかけで二人は接近し互いの身の上を語り合います。
 読んでいて、家族との悲しい別れなど、耐えられない状況の内容に心痛みました。
 生き伸びるための糧を得るためには、大人でも非情にならざるを得ないような状況下にありながら、二人は一日交代でサンダルを一足として履くことにします。
 リナやフェローザのこの優しさや思いやりは、どこから湧き出てくるのかしらと、と感心してしまいました。
 やはり彼女たちが、持って生まれた宝だと確信するとともに、こんなに心が綺麗な子どもたちが、劣悪な環境の中で、必死に子供時代を生きなければならない事に大きな憤りを覚えました。

 リナがアメリカへと移住できることがわかった後のフェローザの行為とリナの配慮。
 そして、フェローザの考えた美しい提案に涙が止まりませんでした。
 小林葵さんの素敵な訳によるタイトルが、本当にこの作品を生かしていると思いました。

 世界中に、難民は二千万人以上いますが、その半数がリナやフェローザのような子どもたちだということを知りました。
 この世に生を受けた全ての子どもたちが、子ども時代の心置き無い自由な時間と精神活動を享受できる世界が来るよう願ってやみません。
参考になりました。 1人

※参考になりましたボタンのご利用にはユーザー登録が必要です。

3910件見つかりました


人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット