人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
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『はるのひ』(小池アミイゴ作・絵)が、第27回日本絵本賞を受賞しました。『はるのひ』は、畑にいるお父さんと「おーい」と呼び交わしながら、初めて一人で森のむこうへ行く男の子の小さな冒険物語です。選考委員長の松本猛さん(ちひろ美術館常任顧問)からは、「お父さんと呼び交わす「おーい」の声で、少年の心理と距離感が伝わる。光の変化、空気の湿度や匂いが豊かに感じられる」というコメントをいただきました。心あたたまる物語です。ぜひお手にとってご覧ください。
出版社からの内容紹介
はじめてのぼうけん。
ことくんは、はしって、はしって……?
お父さんの畑から森のむこうへ。
男の子のちいさな冒険を描きます。
父と子のよびかわす声が胸にひびく、
心あたたまる絵本。
おやつを食べたあと、
ことくんが、
お父さんの畑でお手伝いをしていると、
森のむこうにけむりがのぼるのが見えました。
「とーちゃん、あの けむりを
みにいって いいかな」
「いいよ。でも、くらくなる まえに
もどっておいで」
「うん、わかった」
ことくんは、はしって、はしって、
森にとうちゃく。
ところが、けむりは見えなくなってしまって…?
この書籍を作った人
群馬県生まれ。イラストレーター・画家。一般社団法人東京イラストレーターズ・ソサエティ理事長。長澤節主催のセツモードセミナーで絵と生き方を学ぶ。書籍や雑誌、広告等の仕事に加え、クラムボンなど音楽家との仕事も多数手がける。2000年以降は日本各地を巡り、地方発信のLIVEイベントや絵のワークショップを重ね、近年では、台湾など海外まで活動の場を広げる。絵本に『とうだい』(斉藤倫 文/福音館書店)、『水曜日郵便局 うーこのてがみ』(KADOKAWA)、児童書の挿絵に、『小さな赤いめんどり』(アリソン・アトリー作/神宮輝夫訳/こぐま社)、『こぐまと星のハーモニカ』(赤羽根じゅんこ作/フレーベル館)などがある。