
虫好きキッズ&パパはもちろん、「虫はちょっと苦手…」というママまでもファンにした絵本『むしとりにいこうよ!』(ほるぷ出版)から早1年ちょっと…。はたこうしろうさんの虫とり絵本第2弾の登場です。今回のタイトルは『ふゆのむしとり?!』。「え? 冬って虫はいないんじゃない…」と思った絵本ナビスタッフに、はたさんから一言「一緒に、“ふゆのむしとり”に出かけましょう!」…ということで、今回のインタビューは冬の足音が近づいてきた11月某日、埼玉県森林公園付近の雑木林からスタートです。

- ふゆのむしとり?!

- 作:はた こうしろう 奥山 英治
- 出版社:ほるぷ出版
ふゆにむしとりあみもって、おにいちゃん、どこいくの?森のけしきは夏とは、ぜんぜんちがっていた。しずかな冬の森に、いきものなんているのかな……?虫取り大好きな著者が、むしとりの楽しさをつたえる絵本第2弾。
絵本作家のはたこうしろうさんと、『ふゆのむしとり?!』の共著者、日本野生生物研究所奥山英治さんです。
表紙と同じポーズを取ってくれるお二人…まるで、絵本の中の兄弟みたい!?
そして、案内してくれた場所も、絵本の中の景色にそっくりなのです。
ところで、はたさん、奥山さん、冬って虫はいるんですか…?
奥山:冬の虫はいる時間や場所がある程度決まっています。今日みたいに晴れていて気温の高い日中は、成虫で越冬する虫の中でも動きまわる虫もいます。

説明している間にもはたさんが何かを捕まえたようです。

あ! ツマグロヒョウモン。
奥山:それから腐った切り株の下や、石の下、木の皮の間にもいることがあります。
ほんとだ!! この後、切り株や石を見つけるたびにひっくり返していく一同…(苦笑)。
奥山:寒くなって、葉が落ちた木の枝も狙いどころ。よ~く見ると色んな虫たちが見つかります。

葉っぱの上のあちこちに、テントウムシを発見!
奥山:絵本では木の名札の下に固まっていますが、今はまだ時期が早いので、集まる前の準備段階です。ここからみんなで木の名札の下に集まって越冬するんです。
絵本にも登場したイラガのマユの本物も!
天気も良くて絶好のお散歩…もとい、虫とり日和ですね。

はたさんの愛するゾウムシは、冬の間はほとんど発見できないのだそう。そんな中でも、ゾウムシがいそうな場所を探し、写真に収めるはたさん…。

ハムシの仲間(左)とゴミムシの仲間を発見!
お二人のナビゲートで、冬にも虫とりができることが分かった絵本ナビスタッフ一同。
「虫ってこんなに可愛かったんだ…」という感慨に浸りながら、お二人へのインタビューがスタートです。
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