のりもの好きな子大集合!
絵本紹介
2023.02.28
みどころ
りすが見つけた、地面にあいた穴の中から…ばあ!
出てきたのはもぐらです。ああ、びっくりした。
今度は、ねこが見つめる壁の穴。出てくるのはもちろん? じゃあ、柵の穴からは? 氷にあいた3つの穴も。木の幹にあいた4つの穴からは? もっと大きな穴もあるよ。
「ばあ!」「ばあ! ばあ!」
めくってびっくり。動物たちが、はりきって飛び出してきます。両手を広げ、目も口も大きく開き、眉毛もめいっぱいあげて。
「ばあ!ばあ!ばあ!」
ついに、あんなものまで…
「ばあ〜〜〜!」
さいとうしのぶさん流「いないいないばあ」絵本は、やっぱり個性的で楽しい!「いないいないばあ遊び」と「びっくり箱」が一緒になって、めくるたびにドキドキしたり、笑っちゃったり。とにかくたくさん出てくる「ばあ!」がそれぞれ可愛くてたまりません。存分に味わったあとは、みんなで真似っこ遊び。交代で読みあいっこするのもいいですね。子どもたちが演じる渾身の「ばあ!」の顔、見てみたいものです。
この書籍を作った人
堺市に生まれる。嵯峨美術短期大学洋画科卒業。テキスタイルなどのデザイナーをへて、インターナショナルアカデミー絵本教室に学ぶ。作品には、『あっちゃんあがつく』(原案・みねよう)『しりとりしましょ!』『おしゃべりさん』『おかしなおかしなおかしのはなし』『へんてこかぞえうた 1ちゃんいちにち』『どっきりかぞえうた ちょっぴりこわいぞ』(うた・高木あきこ)『きしわだのだんじりまつり』(作・なかむらしょうこ)『たべものかるた』(原案・みねよう)─以上リーブル 『ぎゅうって』『よーい よーい よい』『あぶくたった』『おべんとうばこのうた』─以上ひさかたチャイルド『たこやきようちえん』(ポプラ社)『べべべんべんとう』(教育画劇)『おいしい おと なぁに?』(あかね書房)『まほうのでんしレンジ』(原案・たかおかまりこ ひかりのくに)『てんとうむしのはじめてのレストラン』(アリス館)『まんまるおつきさん』(作・ねじめ正一 偕成社)『おはなし だいどころ』『おはなし きょうしつ』(以上PHP研究所)『十二支のかぞえうた』(佼成出版)『子どもと楽しむ行事とあそびのえほん』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞 のら書店)など多数。
誰かをびっくりさせたくなる
『あっちゃんあがつく』を読んで以来、親子でさいとうしのぶさんの大ファンになりました。さいとうさんの描くかわいくて明るいキャラクターが大好きで、作品を追っていろいろ読んでいます。
こちらは少し小さめサイズの絵本。 穴の中から「ばあ」と思いも寄らないものが飛び出してきます。それを見ていた人のびっくりしている様子が、とても楽しいです。
「ばあ」と誰かをびっくりさせたくなります。
(クッチーナママさん)
絵本で「いないいない ばあ!」
赤ちゃんって、どうして「いないいない ばあ!」が好きなんでしょう。「ばあ!」のあとの、きゃっきゃっ笑う顔の、なんて素敵なことか。まさに天使。だから、つい、「いないいない ばあ!」をしてしまいます。さいとうしのぶさんのこの絵本は、まさに「いないいない ばあ!」を絵にした作品。 この絵本で赤ちゃんや小さな子供が笑い出す瞬間が見えてきます。
「あな」が「いないいない」の状態。 そのあとの「なかから…」が、「いないいない」と「ばあ!」のあとのちょっとした時間。あとは同じ、「ばあ!」 ほらっ、笑った。 「いないいない ばあ!」で飛び出してくるのは、顔ですが、この絵本で「あな」から飛び出してくるのは、モグラだったりネズミだったりネコやイヌだったり。 笑ってしまったのは、トンネルという「あな」から飛び出してきたもの。 「ばあーーーーーー!」と、超特急なんですもの。 なので、ページをめくる前に、「さあて、何が出てくるのかな」なんて、子供たちの興味を高める読み聞かせもあっていい。 いろんな動物の名前を口にする子供たちの、底抜けに明るい笑顔が見えるよう。
さあ、あなたも一緒にのぞいてみませんか。 「あなのなかから…」、と「ばあ!」
(夏の雨さん)
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