タッチュンは、小鳥や動物、なんと機械とも話ができる赤んぼ。現代的感覚で書かれた楽しい空想物語。
赤ちゃんは動物や植物とおしゃべりしているように見えることがあります。
そんな赤ちゃんの不思議な能力から生まれた、ドキドキワクワクの冒険物語です。
更に主人公のタツオ(タッチュン)は、機械ともおしゃべりの出来るスーパー赤ちゃん。
その能力を活かして、パワーショベルに迷い込んだ恐竜の魂を救う為に海に向かいますが・・・
佐藤さとるさんのSFファンタジーの良さが一杯詰まった面白い作品です。
色々なトラブルが起こり、その度にハラハラドキドキ、でも最後はパワーショベルの優しい心にふれ、温かい気持ちになる素敵なお話でした。
最初の場面で、タッチュンが破いた恐竜とパワーショベルの絵本が、それからの展開を暗示しているということを、最後の場面で知らされます。
タッチュンのその後のお話も是非読んでみたいと思わせるお話でした。 (MYHOUSEさん 40代・ママ )
|