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上橋菜穂子待望の長編ファンタジー
けっして人に馴れず、また馴らしてもいけない獣とともに生きる、宿命の少女・エリン。
母が指笛を吹き鳴らしたとたん、奇跡が起こった。だが、その奇跡を、母は「大罪」と呼んだ……。
王獣リランを死なせないために、全てをささげるエリン。そしてとうとう刷り込みが成功し、リランの母のように生きることに。でも、傑出したところが目立ちすぎ、真王の目に留まってしまう。話し合いで理解してもらえたのは良かったが、王が死亡してしまい、今後がどうなるか?!
読みながら女の子の成長だけでなく、生き物とは何か、どうあればいいのか、人が他の生き物を操ろうとするのがえらぶりすぎではないか、いろいろ考えてしまう作品です。大人にも子供にも読めますが、大人が読んでも深く考えられるのでおすすめ。
真王たちの祖先の真意とは?そして今後エリンがどうなってしまうのか?続編を早く読みたくなります。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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