ブタやニワトリといっしょになって酔っぱらったり,お父さんをうっかりトイレにとじこめてしまったり,エーミルのやることなすこと,ごたごたばかり.けれど,友だちのアルフレッドが,切り傷のせいで生命の危機にひんした大雪の日,エーミルはありったけの知恵と勇気をふりしぼります.「エーミル」シリーズ3作目.
6歳の長男が一人で挑戦できそうな本を探していて、まずは自分で読んでみました。
エーミルのシリーズの最後の刊です。そのなかの最後の話がエーミルの大好きなともだちアルフレッドを助ける話です。子供が大人を助けるなんて嘘っぽい設定になりそうですが、その内容は、滅多にない大雪の日に、アルフレッドが指を怪我して破傷風?になってしまい、誰も彼を町の病院に連れて行けないでいるなか、エーミルが一人で彼を運ぶという話です。読んでいると、何だか十分あり得る(昔のスウェーデンの田舎でならあり得た)話のような気がしてくるから不思議です。
1年生になったエーミルが知恵と勇気を振り絞って、あらゆる可能性を探って頑張ります。エーミルと同じ年頃のうちに息子に読んでほしいと思いました。 (さみはさみさん 40代・ママ 男の子6歳、男の子2歳)
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