出版社おすすめ

  • 絵本とは何か 起源から表現の可能性まで

    絵本は、絵とテキストの融合によって生みだされる芸術の一ジャンル。半世紀にわたって新しい作品や作家と出会いつづけてきた著者が、数多くの作品を引きながら、古代から現在におよぶ絵本の歴史をたどり、表現のさまざまな技法と可能性について縦横無尽に語る。あらゆる世代の読む目を開かせ、刺激する、渾身の絵本論。

  • サメのイェニー

    小2のイェニーは、読書が大好きで大声を出すのがきらい。教室でもサメのように、静かにひとりですごしたいのに、先生もみんなもわかってくれません。ある日、水族館〈海の世界〉に迷い込んだイェニーはサメと出会い、悩みを相談しますが……。子どもの想像力や感性をユニークに描いた、ニルス・ホルゲション賞受賞作。

  • ぼくらにできないことはない

    宇宙船にのってやってきたぼくら。いっしょに乗れたのは、ママと大好きな犬のキングだけ。パパはここにいない。遠いところで、パパはどうしてるのかな・・・・・・。家族とはなればなれになってしまった2人の、少し切なくておかしな日常。自分を信じる勇気をくれる、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞作家が描く希望の絵本。

  • 戦争は、

    戦争は、何も知らない人たちの柔らかな夢に入りこむ。戦争は、物語を語れたこともない。--気づかぬうちに進行する病気のように日常をずたずたにし、野心や憎しみを糧に貪欲に育つ戦争。自らも独裁政権に抗した、ポルトガルを代表する文学者の詩とその息子による絵で、戦争の残酷な本質を描く。今こそ読まれるべき、衝撃的な絵本。

ユーザーレビュー

  • 素敵なクリスマス

    5.0

    とても美しい絵本でした。 クリスマスの夜、よその家のみんながパーティで楽しんでいるとき、ソフィーには、何もありません。お父さんは仕事で忙しそう。 ソフィーは外にでてみました…。そして森で…。 とても心あたたまるお話です。雪景色の絵が美しいです。...続きを読む

  • 何というシニカルな物語でしょう

    5.0

    にわかには信じがたい恐怖政治があったこと、そして現在も言いたいことも言えない恐怖の仕組みが存在していることを、痛烈にえぐり抜いた物語です。 スターリンの恐怖政治の礼賛者だったはずの父親が、どういう理由なのか、秘密警察に拘束されます。 物語を読み進んでいくと、多くの人が日常的に処刑されているような暗黒を感じ取ります。 お互いに保身だけ...続きを読む

  • 私はいまいちはまれませんでした

    4.0

    この絵本は有名なお話のようだったので、楽しみに読ませていただきました。とはいえ、実際に読んでみた感想としては…「何か、9人のきょうだいにとってただの都合の良いお話ではないか」と思ってしまいました。中国の少数民族に伝わるお話ということなので、それと何か関係があるのか…。私はいまいちはまれないお話でした。...続きを読む

  • ユーモア

    3.0

    テキストは子どもの詩のような絵本です。ところどころユーモアがあって、子どもってこんなこと考えるかもねという内容。 ところどころ、ドキっとすることや、辛辣なところもありますが、それがいいなと思います。 センダックさんの絵がこのテキストの雰囲気にぴったりです。...続きを読む

  • 心の棚に石を

    3.0

    子どもにしつけが必要だと考えた母親が、自分を打つむちを探してくるようにと小さな息子に言いつけた。その子は「ムチは見つからなかった。だからその代わりに母さんが僕に投げる石を持ってきた」と言った。 このエピソードは、子どもとはどういうものかということを、よく表した例だと思った。 この本は、大人が、大切に読むべき本だと思う。...続きを読む

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