ちいさなパンダが、「ぱんぱかぱ〜ん!」とラッパをふきました。 みどりの野原の、パンのかたちの建物からけむりがでています。 パン屋さんで、パンが焼けた合図ですって。 わくわく。どんなパンでしょう? かにぱん。かめぱん。ちょこれーとぱん。 かわいい形に、おおっ、と笑顔になっちゃいます。 味もいろいろ、あんぱん、めろんぱん、クリームぱん!
おかあさんパンダが出てきて、「ぱんぱかぱ〜ん!」 おとうさんパンダがおおきな音で「ぱんぱかぱ〜ん!」 ラッパが鳴るたび、次々おいしそうなパンが焼きあがります。 たまごサンドに、焼きそばぱんに、うずまきぱん。 かばさんや、ぞうさんが、両手で抱えるほどのおおきなパンまで! たーくさん、動物のお客さんたちがやってきて。 さいごは、「さんびきそろって ぱんぱかぱ〜ん!」
きれいな色、くっきりと変化をつけて描かれた絵、安心の角丸ボードブックは、赤ちゃんと楽しむのにぴったり。 「どのパンがいい?」「おいしそうだね」とお話しながら、自由にめくらせてあげてくださいね。 声に出して読むと、音のひびきがとっても楽しい! パンダたちのとぼけた表情、うれしそうなお客さんの顔もすてき。 作者、高木さんごさんのあたたかさが伝わってきます。 パンがだいすきな子どもたちにおすすめの絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
<赤ちゃんから楽しめるパンの絵本>パンダのパン屋さんが、ぱんぱかぱーん!とラッパを吹きました。ラッパの音は、パンが焼けた合図です。できあがったのは、あんパンやメロンパンやクリームパン…。ぱんぱかぱーん!と吹くたびに、次々とパンのできあがり。かばさんのための大きなパンも、ぞうさんのためのもっと大きなパンも、きりんさんのための長いパンもできました。言葉遊びのように繰り返される「ぱん」という音の響きと、食べ物の魅力で、赤ちゃんにおすすめの絵本です。赤ちゃんの手にやさしい角丸ボードブックです。
パンが大好きな子には、ウキウキする絵本です。
勿論、パンダ好きにもウケます!
文にはリズム感があり、2歳の子どもがすぐに覚えたのにはビックリしました。色々なパンが出てくるので楽しく読め、パンの名前も覚えられます。「○○ちゃんは、どのパンにする?」と聞くと、悩みながらも一生懸命選びます。
ちいさなパンダ、おかあさんパンダ、おとうさんパンダ、それぞれが作るパンにも特徴が。
みなさんのお子さんのお気に入りパンは、何ですか?
我が子は、「ぐるぐる ぐるぐる うずまきぱん」に惹かれるようです。 (うさぎのタンタンさん 30代・ママ 男の子2歳)
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