アイリスのうちには、大きなライオンがいます。 やさしいライオンは、家族の一員です。 ある週末、おとうさんとおかあさんが出かけるので、おばあちゃんが泊まりにくることになりました。 さあ、たいへん! ライオンをかくさなくちゃ。 家のなかにライオンがいたら、おばあちゃんはびっくりしてしまうでしょう。 でも大きなライオンをかくすのって……むずかしい! いったいどうなっちゃうのでしょう?
週末「ちょっとした帽子やなんか」が入っている大きな衣装箱といっしょにやってきたおばあちゃん。 ところが目がわるいおばあちゃんは、ライオンをコートかけだと思ったり、タオルやソファと間違えたり。 買い物にライオンがついてきても、気づかないみたい。あー、よかった。 一方、おばあちゃんにも何やらひみつがありそう。 スーパーでとんでもない量の食料を買いこみ「よなかにおなかがすくかもしれないでしょ」と言うんだけど……。 衣装箱の中身は、ほんとうに「帽子やなんか」なの? 夜中におばあちゃんの部屋ですごい音をたてているのはだれ!?
イギリスの絵本作家、ヘレン・スティーヴンズによる、前作『ライオンをかくすには』につづく、少女とライオンの可愛いお話。 世界15言語で翻訳出版された前作にひきつづき、2作目にしてすでに世界で大人気のシリーズです。 なんといってもライオンがすてき! あたたかそうな色の顔とからだで、表情ゆたかにどーんと存在しているのがたまりません。 さあ、衣装箱の「何か」をあやしむアイリスとライオンはどうするのでしょうか。 中にはいっていたのは? そして帰宅したアイリスのおとうさんとおかあさんは……!? 最後の最後まで目がはなせませんよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ある日、アイリスのおばあちゃんが、泊まりにくることになりました。ライオンと暮らしていることは、ぜったいにひみつ。たいへん! ライオンをかくさなきゃ! でも、おばあちゃんがもってきた大きな衣装箱にも、ひみつがありそう。アイリスが箱のそばで耳をすますと、なにかが、フンフン、グーグー、いっています。ふたをあけてみると......
このお話は、大きなライオンを飼っている女の子の家におばあちゃんが遊びに来るので、おばあちゃんがびっくりしないようにライオンを隠そうとする女の子のお話でした。おばあちゃんは目が悪いのでライオンなかなか気が付かないところが面白かったです。でも、このおばあちゃんも大きなトランクの中に自分の飼っているクマを隠していたのです!お互いに隠そうと努力しあう様子がまた面白いポイントでした。 (イカリサンカクさん 30代・ママ 男の子9歳)
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