『リーコとオスカーともっと深い影』 『リーコとオスカーとつぶれそうな心臓たち』につづく、三部作完結編。 変わり者のフィッツケさんが心臓発作で亡くなりました。石のコレクションをリーコにゆずる、と遺言をのこして。ところがお葬式の晩、フィッツケさんが大切に「養殖」していた「仔牛石」が何者かに盗まれてしまい、リーコとオスカーは手がかりを追って、電車やバスを乗り継ぎ、はるばるバルト海へ。
事件の意外な展開と、リーコの相変わらずの勘違いが生み出すユーモアで、ハラハラドキドキしながら、笑いもたっぷり。
オスカーとお父さん(ラース)の心が、やっと通いあうできごとも起こります。
美人のママや、ママの恋人のビュールさん、お料理が上手なダーリング夫人とファン・シェルテンさんの恋の行方にもご注目。ママの親友でロシア人のイリーナ、1巻で登場した耳が聞こえない男の子スヴェンとその両親、個性ゆたかなアパートの住人たちなど、いままでのフルキャストでお贈りする、感動のフィナーレです!
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