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りすのエドモン

りすのエドモン

  • 絵本
作: アストリッド・デボルド
絵: マルク・ブタヴァン
訳: 藤本 いずみ
出版社: ロクリン社

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税込価格: ¥1,650

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作品情報

発行日: 2015年02月28日
ISBN: 9784907542146

AB判 上製 28ページ

みどころ

カラフルでおしゃれ心にあふれたフランスの翻訳絵本。

栗の木に住むりすの、エドモンは、ひっこみじあん。
一日じゅう家のなかでハシバミのジャムを煮たり、冒険物語を読んだりして過ごします。
そして夜ねる前には、お決まりのポンポンかざりを作ります。
エドモンは、内気だけれど、ちゃんとひとりで暮らしを楽しむすべを知っています。
こんな暮らしがぼくにぴったりの暮らしなんだろうな、と思っていたエドモンですが、楽しそうなパーティの声がきこえてくるとさみしくて……。

栗の木の1階の住人、くまのエドアールが「とびっきりのなんでもないタルト」を用意して、部屋じゅうをかざりつけてパーティを開く日。
栗の木の最上階に住む、変装好きなみみずく、ジョルジュはじっとしてはおれません。どんな衣装にしようかと悩んだあげく……ジャムのいいにおいにつられてエドモンの部屋へ。
そしてエドモンを気楽にパーティへ誘います。
エドモンがしりごみしていることなんかおかまいなし!
「まあいいよ、そのままで。りすにへんそうしてるっておもうことにするから」なんて、ジョルジュったら、のんきな誘い文句だと思いませんか?

自慢のジャムをおみやげに、ポンポンかざりをかぶってパーティに参加する幸せ。
ダンスをおどり、あたらしい友だちとおしゃべりする幸せ。
ひっこみじあんなエドモンも、こんな幸せにはあらがえません、よね?

とにかくどのページも洋服や部屋のかざりやインテリアが可愛くて、見どころがいっぱいです。
さすがパリ在住の絵描きさんの絵本。
内気な子どもの気持ちがちゃんと描かれつつも、細部まで華やかなイラストが存在感のある絵本です。
読んだら「そうだ、一歩ふみだそう。そしたら楽しいことが待ってるんだから」と思えるかもしれませんよ。

続編には『ポルカとオルタンスのだいぼうけん』があります。
もう家に閉じこもりきりじゃないエドモンが再登場。
本書と同じくドキドキする気持ちで一歩ふみだす勇気が描かれています。あわせて読んでみてくださいね。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

出版社からの紹介

大きな栗の木に住む、りすのエドモンはとっても引っ込み思案。楽しみと言えば、得意のハシバミのジャムを作ったり、ポンポンかざりを作ったり、ほとんど家の中で一人で過している毎日でした。
ある晩、栗の木の1階に住む、くまのエドアールのパーティーが催されました。階下から聞こえてくる、楽しげな音楽やみんなの声に、エドモンは心を動かされます。
本当は行ってみたいけれど、でもやっぱり訪ねることできません。さみしくて涙がこぼれてしまいました。そんなエドモンの家に、ひょんなことから変装好きのみみずくジョルジュが訪れて…。

引っ込み思案でいつも一人でいたエドモンが、友だちを得ることで変わっていく様を楽しく描いた、成長の物語です。

ベストレビュー

あたたかな気持ちになれます

少しお話しは長いですが、はっきりとした色使いがきれいで子供たちも集中して聞いていました。
パーティーに行ったみたいけど、、恥ずかしい、一人の方がいいや、と思っていたエドモンですが、本当の自分の気持ちに気づけ、行動ができたのはよかったなぁと思いました。
(ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)

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