「おとうさんはウルトラマン」シリーズなど、家族の一面をユーモアたっぷりに、ちょっとほろりとさせられる軽快な絵本にして、次々世に出している宮西達也さん。 本書は1999年刊行されロングセラーとなっていた宮西さんの作品、人気絵本のリニューアル版です。 判型が大きくなり、表紙デザインが新しくなりました。
「ぼく」の「いもうと」はまねしんぼう。 いつも、お兄ちゃんである「ぼく」のまねをします。 左ページには「ぼく」、右ページには「いもうと」。その対比がずっと描かれます。 たとえば…… 「ぼくが『ジャーンプ!』って いって とびあがると いもうとも『ジャーンプ!』って ぜんぜん とびあがれないけど いう いもうとは まねしんぼう」 左ページにぼくのジャンプ姿、右ページに妹のジャンプ姿(できていないけどポーズはそっくり)が描かれます。
他にも、お兄ちゃんが「おかわり!」と言えば、妹も「おかわり!」(ごはんはお茶碗にまだ残っています) お兄ちゃんが「おしっこ」ってトイレに行くと、妹も「おちっこ」っておむつにしちゃうとか……。 いっしょうけんめいお兄ちゃんのまねをする妹ですが、まだ、すっかり上手にはまねできないため、ときどきとんちんかんなことも言います。
きょうだいの「あるある」がいっぱい! 思わずふふっと笑っちゃう、ツボを突くページのオンパレードです。 大好きなお兄ちゃんのまねをする妹の可愛さ。 お兄ちゃんはまねされて嫌なときもあるかもしれないけど、やっぱり妹が可愛いんですね。
仲良しきょうだいの様子にほのぼのする絵本。 本当は仲良しなんだけどつい本気で幼い妹弟とケンカしちゃう子たちに読んであげると、和むかもしれませんよ。 仲直りタイムにもおすすめの絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
おにいちゃんのすることは、なんでもかんでもまねしたいいもうと。いっしょうけんめいまねっこしてみるけれど、どこかとんちんかんな様子がおかしくて、思わず笑ってしまいます。人気絵本のリニューアル版。
図書館の、ユーモア本コーナーで見つけました。
お兄ちゃんのまねをしてばかりの妹と、お兄ちゃんのやりとりを描いた絵本です。
兄妹のあるあるがたくさん描かれています。
我が家はお姉ちゃんのまねをする妹、またはお姉ちゃんのまねをする弟ではありましたが、同じようなことばかりだったので、とても懐かしく感じました。
「まねしんぼう」というタイトルも、とても可愛くて、いいなと思いました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
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