森のスダジイの木にすむ、ヤマネの男の子のナノは、ある夜、木のてっぺんから見た「まち」にあこがれます。 たくさんのお星さまで宝石箱のようにきらきらかがやく夜のまちに、どうしてもいってみたくなったナノは、心配するスタジイに内緒でひとりで山を下ります。 たどりついたまちは危険がいっぱい。ナノが右往左往していると、まちのねずみが声をかけてきました。 ねずみは人間たちが必要としている「あかり」について、ナノにおしえてくれます……。
小さなかわいいヤマネのナノの目から見た、わたしたち人間世界のエネルギーについて、考えるきっかけになる絵本です。 巻末6ページでは「ナノといっしょにエネルギーのおべんきょう」と題して、5つのグリーンパワーについて解説しています。 グリーンパワーとは、自然の力をつかった「再生可能エネルギー」のこと。 ここでは太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスについて触れています。
それぞれのエネルギーや課題についてさらに詳しく知っていくためには様々な教材がありますが、この絵本では、まずは「あかり」のしくみに興味をもつことをうながしてくれます。 子どもたちといっしょに、エネルギーのこと、考えてみてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ヤマネのナノは森にすんでいます。ある日「町には大きなお星さまがたくさんあり、宝石箱のようにキラキラ輝いている」と知り、どうしても町に行ってみたくなりました。車にひかれそうになったり、人間に踏みつけられそうになるナノ。助けてくれたのは、町のねずみでした。 「町のお星さまのことが知りたくて一人で来た」と話すナノに、町のねずみが教えてくれたのは、人間のくらしでした。ナノが見た「町のお星さま」は、人間の生活に大切な「あかり」だったのです。 巻末では「太陽」「風力」「水力」「地熱」「バイオ」エネルギーについて、さらに詳しく子どもにわかりやすく解説します。
かわいらしいヤマネの絵本だと、思って図書館で借りました。
イメージしていたのとちょっと違ったのですが、絵がかわいかったです。
森に棲んでいるヤマネが、街にたくさん灯っているあかりを
お星さまだと思って、見に行くお話でした。
大きな車に驚かされたりしていると、街のネズミに出会います。
カラスの案内や、ネズミとの話で、エネルギーのことを学ぶヤマネのお話でした。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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