ねこほどの大きさのくろてんは、小さな頭と細長いからだをしています。くろいからだは、冬には目立たない明るい色にかわります。うさぎやももんがなどの獲物を探しますが、捕まえることができません。その時ふくろうがおそいかかってきました。なんとか逃げ出したくろてんは、やっとネズミを捕まえますが…。
手島圭三郎さんの迫力のある美しい版画絵に惹かれ、手に取りました。
冬の終わりの一夜の風景が、静かに、淡々と、そしてリアルに語られます。
全ページ手島さんの版画絵で、まるで芸術作品のようでした。自然の厳しさや美しさを感じ、感動します。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子13歳)
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