朝日中高生新聞の大人気連載が待望の出版化! 「うつのみやこども賞」受賞作家の最新作
ある日、隣町で危険ドラッグを吸った犯人による通り魔事件が発生!教室はその話題でもちきりに。中学2年生の風雅は、容疑者が親戚だと知って、大ショック……。クラスメイトに知られたくないと思う。なのに、新学期になったら犯人の娘・聡子が、同じクラスに転校してきてしまった! いじめられている彼女に、してあげられることは――!? 「他人とは何か」「血のつながりとは何なのか」…… 前編で風雅、後編で聡子と対照的な2人の視点から描く物語。
「いじめ」について、こういう考え方を持てば、 一歩踏み出せるんじゃないかと思って書きました(吉野万理子)
通り魔事件の犯人の遠い親戚の風雅。そして犯人の娘の聡子。各々を主人公にしたお話です。
他人とは 血のつながりとは と、考えさせるお話でした。
聡子はもといた学校から風雅の学校に転校してきますが、転校先でも事件のことはバレていて…。
でも味方が大人にも子供にも案外多くて良かったと思えました。
相談すること、逃げ道をつくること、世界はつながっていること…それを知っていることって大切ですよね。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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