アフガニスタンの人が詩を書き、イランの人が絵を描く。おなじことばを話す、となりどうしの国のひとたちが、友のあかしとして絵本をつくりました。 詩は、ペルシャで子どもたちの人気を集める若い作家が、子どもたちの日常を詠ったもの。よろこびも悲しみも、色とりどりの絵とともに美しいことばでつづられています。
詩を手掛けたモハンマディは、戦争の影響で故郷アフガニスタンを離れ、イランに移ったのち、子どもたちのための物語や詩を書きはじめた若き作家です。子どもの悲しみや寂しさが、笑顔やよろこびと同じようにつづられているところ、文化の異なりそのままを映しだしているところが、この絵本の魅力をより輝かせています。
美しく描かれた表紙の夜空が素敵だったのでこの絵本を選びました。美しい文章の邦訳にもうっとりしました。詩にピッタリの絵がマッチしていて良かったです。特に母親が娘の為にスカートを用意する詩が素晴しく女の子が嬉しい思いを全身で表現している絵も見応えがありました。イランの文化や思想も感じる事が出来る絵本でした。 (なびころさん 30代・ママ 女の子1歳)
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