この絵本は、こわがりのりすの女の子ふうちゃんが、初めて巣の外に出て経験する出来事を描いた写真絵本。 はじめて会ったカエルにびっくりしたり、お友達の巣にたどり着くまでにへとへとになったり…。 写真につけられた文章と吹き出しのセリフで、小さな冒険をはらはらどきどき、ストーリーを追って楽しめます。
写真の中のふうちゃんやりすの家族は、ストーリーに沿ってさまざまな生態を見せてくれます。 木の実を持って「かぷっ」とかじりついたり、疲れて枝の間に頭を挟んで寝てしまったり、お母さんりすにくわえられて、なんだか嬉しそうに巣穴に戻ったり…。 それぞれのショットがとても愛くるしいのです。
見返しには登場したりすたちがイラストとなって描かれ、ちょっとしたゲームになっています。 細部にも遊び心いっぱいの楽しい一冊です。
四つ子たちの元気いっぱいの毎日を切り取った、自然写真家 西村豊さんによる写真絵本シリーズ。 前作『よつごのこりす はるくんのおすもう』も合わせて読んでみてくださいね。
(福田亜紀子 元絵本編集者)
こりすのふうちゃんは、怖がりな女の子。ある日、初めて一人で巣の外へ。カエルに出会ったり友達の家にいったり。最後は疲れて寝てしまったふうちゃんを、お母さんが迎えに来てくれ…読者もどきどきしながら共感して読むことができる写真絵本です。
自然写真家の作者が
野生のリスの家族に密着取材されたというのが
伝わってきました。
よつごのこりすの性格や特徴も
写真とともに とてもわかりやすいお話に
まとまっています。
このシリーズ 全3冊 続けて読みました。
すばらしい観察力と
写真にピッタリの りすのセリフが
微笑ましく感じられました。
おとなしくて こわがりの ふうちゃんに
「よかったね!がんばったね。」
私も声をかけたい気持ちになりました。 (koyokaさん 50代・じいじ・ばあば )
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