お月さまと王女/おつきさまとおうじょ/OTSUKISAMATO OUJO 持ち運びに便利なペーパーブック版
月ウサギに連れられて、少女ソフィーは月の国へ。ファンタスティックで夢のように美しく、愛情あふれるあたたかいお話。
子供たちへの教育。ここに未来の一切がある。その“未来からの使者”たちのために―― 池田名誉会長とイギリスの著名な童画家・ワイルドスミス氏の“共同作業”の3番目の成果となる絵本『お月さまと王女』。世界に先駆けて日本語版が刊行されている。
――ソフィーはわがままで、学校嫌いな女の子。ある晩、彼女はウサギに連れられ、お月さまの国を訪れる。すると、そこには、王女さまの姿をして、元気にふるまう“もう一人の自分”がいた。ウサギは語る。お月さまの国の王女さまたちは、地球の子供たちの“本当の姿”なのだと。弱い子も、わるい子も、本当は皆、すばらしい可能性をもった子供なのだと――。 ソフィーの自己発見の感動と思いやりの心が光る物語。「鮮やかな色彩のシンフォニー(交響曲)」と称されるワイルドスミス氏の絵も“美しい夢の世界”を広げている。
「お月さまと王女」というタイトルにもひかれましたが、ブライアン・スミスさんの作品で知らないものだったので、手にとりました。月からうさぎがやってくるという設定で、とてもファンタジックな世界を象徴的に、カラフルに描いてあって、主人公のソフィーと一緒に夜空にひきこまれるような気分になりました。月が地球を照らすシーンの絵が特に気に入りました。物語は、不思議なうさぎに連れられて月に連れて行かれたソフィーが、月の世界にも自分の家族や友だちが住んでいて、にこやかで幸せそうにしているのを目の当たりにして、「みんな、本当はすなおでやさしい子(人)なんだ」ということを知るというもの。メッセージのある絵本でした。もともとハードカバーで出ていたものが、今回、ペーパーバック版になったそうです。持ち運びもしやすいので、贈り物にもいいなとおもいます。 (songbirdさん 30代・その他の方 )
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