心優しい美少年に訪れた奇跡の逆転劇
セドリックはアメリカで母と暮らす7歳の美少年。ある日、伯爵の祖父からイギリスのお城に連れ戻されることになって……。偏屈で嫌われ者の孤独な祖父だったが、セドリックの無邪気さにやがて心を動かされていく。
ジュニア文庫がお届けする「世界名作シリーズ」第2弾。
母と2人、アメリカのニューヨークで暮らす7歳のセドリックは、母思いの優しい男の子。貧しいながらも元気いっぱいに過ごしています。 そんなある日、イギリスの貴族として名高い裕福な祖父から突然、跡取りに指名されてしまいます。 イギリスへと渡ったセドリックに、高慢で嫌われ者の祖父はぶっきらぼうに接しますが、やがてその強情な心を開いていくのでした。 でも、幸せな日々はつかの間、ある日思いもよらぬ出来事によって、セドリックの人生はまた暗転し……。
息子にと思って借りてきたんですけど、息子にはまだ早く(本には小学校3年生以上が目安と書いてました)、イラストの雰囲気が懐かしく、読み進めると親の私が夢中になりました。地味な物語だと思うんですけど、凄くグイグイ惹きつけられました。
こんなに完璧な少年、世界中どこにもいないだろうと言わんばかりに見た目も中身も素晴らしいセドリックはとても可愛らしいけれど、彼の祖父ドリンコート伯爵の心理描写が丁寧で、ついつい伯爵に注目して読んでしまいました。 (lunaさん 30代・ママ 男の子7歳)
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