おばあちゃんが出かけようとしていると、「どこへ行くの?」と孫が呼びとめた。「選挙に行ってくるわ」と答えるおばあちゃんに、孫は「このあいだも行ったでしょ。おばあちゃんは 選挙が すきなんだね」と聞く。おばあちゃんは、「選挙は大事なことだから」と、少しずつ話し始めた──。いつまでも家族が明るくくらせる世の中にと願うおばあちゃんが、今孫へ伝えたい選挙についての絵本。
選挙権があるのに投票に行かない人、深く考えずに投票する人。
「自分の一票に、あまり意味はないと思っていた」
それが正直な気持ちでしょう。
その結果が、「後悔」。
女性が選挙権を得たのは戦後で、それまでは、自分の思いを票に込めることすらできなかったということ、ようやく選挙権を得た女性たちの喜び、自分達の生活をよくしたいから、よく考えて投票するのだという思いが描かれていました。
娘にとっては、まだまだ他人事という感じでしたが、
“いつまでも家族が明るくくらせる世の中に”
8年後、この言葉を思い出してくれるといいなと思いました。 (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子9歳)
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