2016年度、街のえほん大賞、ようちえん絵本大賞を受賞した『自然のとびら』。 この美しい絵本を描いたケイ・マグワイアとダニエル・クロルのコンビの、またまた素敵な作品が出版されました! 本書は“自然あそび”で一冊まるごと楽しめる作りになっています。
「ぬりえ」「さがす」「しらべる」「つくる」「あつめる」というテーマで、それぞれ身近な自然に興味がもてるしかけがいっぱい。 葉っぱをさがして、発見したら丸をつけて、さらに自分が見つけた葉っぱを描いてみる。 葉っぱのこすりだしをしたら、作品を貼りこんでみる。 葉っぱひとつとっても、遊び方がたくさん! 春夏秋冬の発見をぎゅっと詰め込んで、自分だけの一冊が作れます。
子どもと自然を楽しみたいけれどどうやって楽しめばいいかわからない、という大人にはばっちり頼りになる一冊です。 そんなのなくても平気、という方にも、手にとってみれば発見があることはまちがいなし。
個人的には「松ぼっくりのおやつボール」にドキドキしちゃいました! 食べ物がなくなる冬、種やドライフルーツなどの材料をフライパンでまぜてかためて、木につるしたら、鳥たちが喜んでやってくるかも……ですって。 リンゴの種、かたくなったパンもとっておかなくちゃ。 きれいな水も忘れずに。 どうです? みなさんも、やってみたくなったでしょう?
ちょっとした工夫がすてきな自然遊びにつながります。 カバー折り返しにはものさしの目盛りがついていて、「宝物を見つけたら大きさをはかってみましょう」と書いてあります。 自然とつながる小さな冒険家になるためにぜひおすすめしたい一冊。 都会に住んでいても、どこに住んでいても、子どもたちはそうなれる素質があります! 楽しみにあふれた世界を、この本をつうじてのぞいてみてくださいね。 将来ふりかえったときに、子ども時代の宝物になるかもしれませんよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
自然のなかへ、本といっしょにでかけよう! 小さな冒険家のための「あそび方」ガイド。 一歩外へ踏み出したときから、自然の世界は広がっています。絵本『自然のとびら』の作家たちが、「ぬりえ」、「さがす」、「つくる」、「あつめる」など、季節によりそう遊び方を紹介します。あちこちに用意されている書き込みスペースに思い出を記録していけば、世界にひとつだけの本のできあがり! 驚きと発見に満ちた美しい自然の世界を、のぞいてみませんか?
全ページためしよみで、読ませていただきました。
これは、いいです。素敵な絵本です。
季節ごとの、自然とふれあう遊びが、たくさん載っています。
おやつボール(冬、エサの少ない季節の鳥たちへのプレゼント)の作り方が面白いなと思いました。
ただ、住宅地では、難しいのですが…一度、やってみたいです。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
|