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山のふもとのドルタ村では、クリスマスに「山のドラゴンまつり」という珍しいおまつりをします。山にすむドラゴンをおいはらい、次の日には感謝するかわったおまつりです。その由来となった、小さな女の子ミミと、赤ちゃんドラゴンの出会いとは…? カラー挿絵たっぷりで、絵本から読み物への橋渡しとなる幼年童話。クリスマスにおすすめの心あたたまるファンタジーです。
ある朝、ミミは物置小屋で眠っている
ドラゴンのあかちゃんを見つけました。
ちいさな煙をパフパフと吐きながら、
歌うような音をたてて眠っているのです。
想像しただけで可愛らしいですね。
ミミは、ドラゴンの赤ちゃんにパンケーキを食べさせて、
お母さんのところに連れてゆくことにしました。
お母さんに会えた頃、突然雪崩が起きて、
ミミと赤ちゃんはドラゴンに助けられました。
ミミは、雪に埋め尽くされた村のみんなを
助けてくれるようにドラゴンに頼みます。
ちいさな女の子の優しさが、勇気につながり、
村の人たちと動物たちを救うことになったお話です。
挿絵も素敵です。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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