子どものための音楽作品として名高い『ピーターとオオカミ』に、こうのあおいさんがイラストを描き下ろした一冊。少年ピーターが小鳥と力をあわせ、ずるがしこいオオカミを捕まえる、民話をもとにしたストーリーは、世界中の子どもたちはもちろん、大人たちにも広く愛されています。じゃばらに広がる造本も魅力。
◆編集者のおすすめポイント 1972年にイタリアで刊行された絵本『ふゆ』が定番になりつつあるこうのあおいさん。2016年2月には新作のストーリー絵本『あいであ』を刊行するなど、80歳になられた現在も精力的に活動し、食器のイラスト、ペーパーデザイン、テキスタイルなど、さまざまな分野で活躍している注目の作家です。作曲家プロコフィエフの原作では、管弦楽器で登場人物や動物が表現されています。音楽を想像しながら、こうのあおいさんならではのリズミカルな色づかいの絵をお楽しみください。
ファゴット、クラリネット、バイオリンにコントラバス。たくさんの楽器の名前がでてきました。ちょうど少し前にコンサートを見に行ったあとだったので、絵本の内容よりも楽器の名前にくいついて、ティンパニーってどんなの?ホルンって?と、楽器に興味を示していました。絵がほのぼのしていて、かわいいのも気に入っていました。
(みっとーさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子5歳)
|