小児病院のこどもたちを癒すセラピードッグ
注射、検査、手術…入院中のこどもたちはつらいことばかり。そんなこどもたちの毎日を一変させたベイリーは日本初の小児病院常駐のセラピードッグ。こどもたちとベイリーの交流を文章と写真で綴る、感動の一冊。
一匹の犬が、静かな病院の廊下を歩いていく。犬の名はベイリー。ベイリーを見つけたパジャマ姿のこどもたちが、次から次へと顔を見せる。寝たままの男の子は、ベイリー見たさに上半身を起こした。医師と看護師が目を丸くする。何カ月も笑わなくなっていた子が、ベイリーに会ったとたん笑った〜本文より
セラピードッグを常駐させるという、日本初の試みを取り入れた静岡県立こども病院。ゴールデン・レトリーバーのベイリーはセラピードッグとして、入院中のこどもたちの検査や手術に同行し、時には一緒にベッドで寝ることもある。「ベイリーがいたから、がんばれたよ」「ベイリー、ありがとう。忘れないよ」……。つらい入院生活を一変させたベイリーの活躍とこどもたちとの交流を、文章と写真で綴る、感動のドキュメント。ベイリーに、こどもたちの笑顔に、心が温かくなる一冊です。
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