食いしん坊な犬のハロルドは、お気に入りのイスの上で、おいしいものの夢を見るのが大好き。 ある日、お気に入りのイスがなくなっていることに気づいたハロルドは、そのゆくえを追って街に飛び出した! でも、イスも見つからないし、道にも迷うし、おまけにお腹も空いてきて……。 ……あれ? なんだか、街ってすごくおいしそう!?
おなかが空いているときって、食べものがなんでもおいしく見えてきたりしますよね。 しかし、くいしんぼうのハロルドにいたっては、食べ物でないものまでおいしそうに見えてきてしまうのです。
ウエハースの階段。 パイの時計。 そして、マンホールのふたはワッフルに!
街の風景のイラストに、ケーキや果物や野菜など、食べ物の写真をコラージュすることで、腹ぺこのハロルドが見た「おいしそうな」光景を描き出す本作。 ドーナツのクッションやホットケーキのイヤリングなど、リアルな食べ物をかたどったデザインのアクセサリーやインテリアがありますが、ついつい誰もが「おいしそう」には惹かれてしまうものですよね! 「おいしそう」があふれるハロルドの世界も、やっぱり眺めているだけでもワクワクしてしまいます。
でもやっぱり、チャーミングなハロルドの姿が、この作品のいちばんのみどころ! 足が短く、きょとんとした顔をしていて、食べることと寝ることばかり考えているハロルド。 そんな彼を描いたイラストのひとつひとつが、どれも抱きしめたくなるようなかわいさなんです!
他にはない独特の魅力で楽しませてくれるとってもキュートな一冊です。
(堀井拓馬 小説家)
犬のハロルドは、たっぷりのごはんを食べると、おさんぽに出ます。 帰ってきたらお気に入りの椅子でごろごろするのが大好きです。 ある朝のこと、朝食を食べる前にお気に入りの椅子がないことに気がつきました。 家じゅうを探しても見つかりません。その時、大きな音が外から聞こえてきました。 なんと、椅子はゴミ収集車の中へ、ハロルドはゴミ収集車を追いかけますが…。
はらぺこハロルドは、とても可愛いなあと思いました。
くいしんぼうのハロルドは、おなかいっぱい食べたあと、お気に入
りの椅子に寝そべって美味しいものの夢をみるのが大好きという
のは、理想の生活だと思いました。(笑)
食べ物と同じくらい好きな椅子がゴミ収集車に放り込まれたのを
見てしまったら、一目散に追いかけますが、見失ってしまいます。
でも、その椅子以上にソファーが届いてハロルドよかったね! (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
|