秘境の離島に日本最古の田んぼ? いったい誰が? なんのために? 大地に刻まれた奇跡の風景≠フ謎を解く旅がはじまる——
山口県見島。 日本海の荒波に浮かぶ国境の小島に、 15ヘクタールもの広大な水田が広がり、 約100個もの小さな溜池が点在している。 その不思議な光景に惹かれて島を訪れた著者は、 やがてそれが7世紀中央政府の手による 「条里田」ではないかと考えるようになる。 現存する条里田だとすれば、まさに奇跡の田んぼ。 しかし、なぜそんな国家事業をこの小さな離島で? いったい誰の手によるものなのか? 隣接する古墳群が意味するものは? 古代史の謎を解き明かしながら、 日本人と稲作の深い関わりに迫るノンフィクション。
【2017年度 全国学校図書館協議会選定図書】
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