身近なもののちがった見方自然の中のふしぎな世界こんどは自分でさがしてみよう
たんけんたいのみなさんへ いま、森にすんでいる生きものたちは、人間がたくさんの木を切るので、すめなくなり、こまっています。ヤマネをはじめ大すきな森の生きものたちのために自然をたいせつにしてください。――西村豊
山の森の中に住む小さな生き物ヤマネ。(齧歯目なので、リスやネズミ、ハムスターなどに姿が似ています)
そのヤマネの冬眠する姿を追った写真絵本です。
ヤマネのことを調べると、冬眠は木の穴などですると書いてありましたが、この本の著者:西村さんが観察して取り続けたヤマネたちは、なんと積もった雪の中に自分で穴を掘って丸くなって眠っているんです。
その寝姿ときたら、もう、かわいいです。
西村さんいわく、はじめは木の穴で寝ていて、途中で寝ぼけて雪に穴を掘って潜って寝たのだろうということでした。
それが、1匹や2匹じゃなんです。
この作品の中で見つけただけでも、5,6匹はいたんじゃないでしょうか。
冬の寒い時期、森の中で丸くなって眠っている小さな生き物をじっくり見てみませんか。
ほっこりする写真絵本でした。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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